Around the world

いつも怒鳴られてばかりさ
そして僕は上手くいかない事の言い訳ばかり探してる
その度に全てを投げ出したくなるんだ
ドアの向こうから列車の音が近づくと
僕の部屋の中は孤独で埋めつくされるんだ
そして空っぽになって思い知るんだよね
こんな僕に何ができるのかってね

夕闇の浜辺を歩いてみた
うす暗い砂の上で
タバコに火をつけるライターだけが唯一の灯り
向こう岸に着く頃には青い空が広がってるといいのに

そうさ 僕が探していた歌は
世界中の人の為にとか そんな気の利いたものなんかじゃなくて
恋人達がいつも寄り添いながら聞くような
今まで悩んでた事も 冗談みたいに笑い飛ばせるような
そんな歌なんだ

何だったんだろう?
昨日の夢が思い出せない
そうだよね
きっと僕には必要の無いものだったんだよ
そんな事より いかした風景や君の笑顔
僕はそれを切り取って頭の中に押し込んで
今日も幸せを噛み締めて歌うんだ

夕闇の浜辺を歩いてみた
うす暗い砂の上で
タバコに火をつけるライターだけが唯一の灯り
向こう岸に着く頃には青い空が広がってるといいのに

そうさ 僕が探していた歌は
正義と言って この街を爆破したり暴動を起こしたりする事より
鉄柵を乗り越えて 必死に叫んでる狂った猿みたいに
仲間や恋人のために夢中で叫び続けられるような 
終わりを知らない そんな歌
英雄気取りのコラムニストは
今日も分かりきったセリフを並べたてる
孤独な世界だって嘆くよりも
いつも愛しい日々を思い浮かべられるような
永遠に続く歌を歌う方が 何か変われる気がするんだ
 
明日になれば太陽が昇る
それだけは確かな事なんだ
そして悲しみは沈んでしまえばいいのにね

そうさ 僕が探していた歌は
誰かを批判して自分を正当化するようなものじゃなくて
恋人達が抱きしめあえるような 永遠に響きわたる歌
不安だらけの英雄よりも
いつも君を思い浮かべられるような素敵な歌をずっと歌えたらいいな
明日に怯えないようにね
何時も君が笑顔でいてくれたなら
僕は何か変われる気がするんだ